Android Studioを使いはじめの時に困ったこと

Android Studioを使い始めた頃、ものすごく困ったことがありました。(今も少し困ることはありますが・・・)

それは、書籍やWebでの情報はその多くがEclipse(ADT)の使用を前提にしているということです。特にAndroidアプリ開発を初めて間もない頃は、これが致命的なほどに効いてきます。

アプリをどうやって作っていくのかも分からない最初の頃は、どんなファイルをどういう手順で作っていくのかサッパリ分かりません。どこにどんなファイルがあって、アプリを動かすには何が必要なのか。書籍などに書いてある手順通りにやらないと、上手く動かなかった時に何が原因なのか自分で判断できません。

Android StudioとEclipseに大きな差異がなければ、本に書いてあることをそのまま読みかえれば済む話ですが、残念なことに両者はプロジェクトのディレクトリ構成が違います。使われている用語が同じ意味でないこともあります(プロジェクトとかモジュールの意味するところが違う)。対応している機能も異なります。知識が乏しいうちは、どこをどう読み替えればいいのかすら分かりません。

「この本に書いてあるこの手順は、Android Studioだとどうやればいいんだろう」とわからないことばかりでした。そのやり方をネットで調べようとしても、情報が少ないので解決策に辿り着けることは稀でした(最近は情報増えてきたのでそうでもないですが)。

手探りで似たような作業をしていると、最初は動いていたアプリが動かなくなったりしてよく困ったものです。アプリがなんかおかしくなったら、プロジェクトを1度削除して1から作りなおしたりしていました。

プログラミングしている時間より、明らかにAndroid Studioと格闘している時間が長く、勉強がさっぱり捗りませんでした。素直にEclipseを使うしかないのかと迷ったこともありましたが、Android Studioの便利な部分が捨てきれず、そのまま使い続けて今に至ります。

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